導入事例

サービス可用性とコストパフォーマンス、さらにサポート品質で「さくらのクラウド」を選択

株式会社メディア・マジック 様

モバイルサイトやアプリケーションの開発・保守を展開するメディア・マジック。安定したコンテンツ配信と開発スピードの高速化が求められるサーバー環境に「さくらのクラウド」を選択したことで、サーバーの運用工数を削減しながら、アクセスの集中時にも安定したサービスを提供できる環境を構築しました。

課題
大量のユーザーからのアクセスが集中した際、既存の環境では負荷に耐えられない懸念があった
初期設定からメンテナンスまで、サーバーの保守管理に工数がかかっていた
効果
アクセスが集中する際も、スケールアウトによって十分に対応可能となった
サーバーの構成変更から新規の追加までをコントロールパネルで手軽に行えるようになり、管理工数を削減できた

「さくらのクラウド」のサービス可用性を高く評価

北海道札幌市を拠点とするメディア・マジック株式会社(以下、メディア・マジック)は、主にモバイル領域を中心としたシステム開発事業、コンテンツ配信事業、イベント事業などを行っているシステムインテグレーターです。各携帯キャリアの公式サイトに対応した独自のCMS「ケータイスタジオ」をコンテンツプロバイダーに向けて提供する一方、コンテンツプロバイダーのモバイルコンテンツサイトやアプリケーションの開発・保守も担当しています。さらに、ジェイ・アール北海道バス株式会社の協力の下、バスの運行状況をリアルタイムで確認できるモバイルサービス「バスキタ!」の実証実験を開始するなど、モバイルコンテンツサイトやアプリの開発・運営ノウハウを活かしたシステム開発やコンテンツ配信を行っています。

メディア・マジックは2013年11月に、Android向けパズルゲームアプリ「パズルバスター:エヴァアーケードシリーズ(以下、パズルバスター)」を配信開始し、翌12月にはiOS版もリリースしました。スマートフォン向けアプリでは、メディアに掲載された際やアップデート時にユーザーからのアクセスが短期間に集中する傾向があります。さらに携帯キャリアがユーザーに配信するメールにアプリが紹介された場合には、100万件を超えるアクセスが数時間で押し寄せることもあると言います。

パズルバスターを運営するにあたり、メディア・マジックではゲームのサーバー環境に、さくらインターネットの「さくらのクラウド」を採用しました。「これまで当社はクラウドサービスを本格的に利用したことはありませんでしたが、数社のクラウドサービスを比較検討した結果、『さくらのクラウド』を選定しました。選定に際しては、コストパフォーマンスはもちろん、サービスの可用性を非常に重視しました」と語るのは、コンテンツ開発本部 技術開発部 ネットワーク課の岡部淳一氏です。

岡部氏は「さくらのクラウド」を選定するにあたって、さくらインターネットの石狩データセンターにも足を運びました。「空調やセキュリティ面でいろいろな新しい試みをされていて、将来を見据えながら改良を重ねていくという意識が高いと感じました。さらにコストパフォーマンスと信頼性の高さが、最終的に『さくらのクラウド』を選択した理由です。また構築の際にはサポートサービスを頻繁に利用しましたが、とても丁寧に教えてもらえたことも決め手になりました」

モバイルコンテンツの運用にとって「さくらのクラウドは相性が良い」

コンテンツ開発部 岡部淳一 氏

岡部淳一 氏 メディア・マジックは、コンテンツプロバイダーのモバイルコンテンツの保守を行うため、100台近いサーバーを自社内に置いてシステムを構築・運用しています。パズルバスターを自社内のサーバーではなく、「さくらのクラウド」で運用している理由は、拡張のスピード感にあると、コンテンツ開発本部の樋原猛己 次長は語ります。「たとえば1~2週間後に大量のユーザーをメールで誘導するという企画が突発的に決まった場合、既存の環境では負荷に耐えられないことが懸念されていました。しかも企画の時点で社内のサーバーの増設や回線の増強をしようとしても、とても間に合いません。『さくらのクラウド』なら、コントロールパネルからすぐに回線やサーバーの増強が行え、使わない時は最小限の構成にすることでランニングコストを抑えることができます。モバイルコンテンツやアプリの運用という我々の業務に、『さくらのクラウド』は非常に相性が良いと感じています」

物理サーバーでの運用に比べて構築時の工数を50%以上も削減

「さくらのクラウド」では、新規契約の開始もコントロールパネル上で設定できるため、構築作業もスピーディに実施でき、物理サーバーを新たに準備した場合と比べ、構築時の工数を半分以上も削減できたと言います。さらにサーバーのメンテナンスからも開放され、エンジニアの作業負担の軽減にも繋がっています。「アプリの配信開始以来、メンテナンス以外でのサービス停止は一度も発生していません。アップデートの際にはアクセスがかなり集中しますが、ネットワーク転送量の増大にもスケールアウトで対応ができ、安定したサービス提供に役立っています」(樋原氏)

コンテンツ開発本部 次長 樋原猛己 氏

メディア・マジックは今後、コンテンツプロバイダーのモバイルコンテンツサイトやアプリ、自社サービスの開発・運用に、「さくらのクラウド」の環境をさらに活用していきたい考えです。「弊社の提供しているモバイルコンテンツサイトやアプリでは、負荷テストの実施が不可欠です。負荷テストを行う際に負荷をかけるためのサーバーとしても、『さくらのクラウド』を利用しています。必要性に迫られた時にすぐにサーバーを用意できる点がクラウドならではの魅力です。弊社が手がけているモバイルサイトやアプリでは、常にサービス開始までのスピードが求められますが、『さくらのクラウド』の契約のしやすさ、構築のしやすさにはとても助かっています」(樋原氏)

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株式会社メディア・マジック
事業内容
携帯キャリアの公式サイトの企画・運営で培ったノウハウを活かした、モバイルを中心とするシステム開発事業やコンテンツ配信事業を行う。コンテンツキャラクターグッズの企画・製作・販売やイベント事業を展開。
設立
1996年11月26日

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