クラウド上の仮想ルータを活用して、 見通し良く確実に統合認証システムを運用開始
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学校法人 桜美林学園
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水栓金具を中心に、住空間にまつわる製品を展開するSANEI株式会社。同社では、ブランドや製品情報を発信するコーポレートサイトの安定運用に向け、インフラ基盤を刷新しました。新たな基盤として採用されたのが「さくらのクラウド」です。導入後は、株式会社ネットアシストによる24時間365日の有人監視・保守とあわせて、より安心してサイトを運用できる体制が整いました。 今回は、「さくらのクラウド」の導入経緯とその効果、導入を支援したネットアシストとのパートナーシップについて、SANEI株式会社 B&D本部 広報&SNS課の松岡雅也氏、株式会社ネットアシスト MSP事業部の渡邊敏光氏に話を聞きました。
大阪市に本社を置くSANEI株式会社は、1954年の創業以来、水栓だけを販売する「点」の事業からスタートしました。その後、住宅において水の通り道となる配管資材や排水部材までを担う「線」の事業へ展開。現在では、水まわりを起点とした、住空間全体を手掛ける「面」の提案が可能になっています。
同社が近年注力しているのが、デザイン性と質感を重視したブランドづくりです。現在は「VERSE(ヴァース)」「sʌnei(サネイ)」「SANEI(サンエイ)」という3つのブランドを展開。操作性の細部に至るまで追求した製品を開発しています。こうしたモノづくりへのこだわりは、「iFデザインアワード」や「Red Dot Design Award」といった世界的なデザインアワードの受賞にもつながっています。
「当社はかつて、他社より安く提供するという価格競争のなかで戦っていた時期がありました。しかし現在は、水栓のデザインを含めブランドの向上に力を入れています。水に触れたときの質感や水の出方、レバーの手触りまでこだわり、空間をより上質なものにしていくことを目指しています」(SANEI 松岡氏)
そうしたブランド発信において、コーポレートサイトは重要な役割を担っています。企業情報や製品情報を届けるだけでなく、SANEIが大切にするモノづくりの思想やブランドの世界観を伝える接点でもあるからです。
一方で、既存のWebサイト基盤には管理・運用面の課題がありました。SANEIは上場企業として、サーバーインフラにおいても高い堅牢性が求められます。コーポレートサイト上で顧客情報を保有していない場合でも、万が一の不正利用や外部への影響につながるリスクは避けなければなりません。そのため、より安全で安定したインフラ基盤への移行が必要でした。

そこでSANEIが相談したのが、以前からWebサイト改修などを通じて付き合いのあったネットアシストです。同社は、サーバー構築・移行から24時間365日の監視保守(MSP)までをワンストップで提供する企業です。IDS/IPS、WAF、EDR、改ざん検知、脆弱性診断などのセキュリティー対策にも対応しており、自社開発の監視サービス「SavaMoni.」も展開しています。
「ITインフラ全体を自社だけで対応することは難しく、専門的なセキュリティー知見も十分とは言えない状況でした。そうしたなかで、ネットアシストさんは非常に心強い存在です。専門用語をかみ砕き、私たちにもわかる言葉で説明してくれますし、対応も非常に早く、安心して相談できました」(SANEI 松岡氏)

ネットアシストは、特定のクラウドサービスに限定せず、顧客の要件に合わせて最適なインフラを提案するマルチベンダーです。そのなかで、今回SANEIのコーポレートサイト基盤として提案したのが「さくらのクラウド」でした。
ネットアシストとさくらインターネットの関係は長く、パートナー制度が確立される以前から継続的な付き合いがありました。現在もパートナー企業として密接に連携し、顧客のインフラ構築・運用を支援しています。
「当社はマルチベンダーとして、お客様の要件に応じて最適なサービスを選定しています。そのなかでも、さくらのクラウドは、利用状況に応じてもっとも安い料金が適用される料金体系や、円建てで予算を管理しやすい点、国内企業が提供する安心感が特徴です。こうしたメリットが合うお客様には、積極的にご提案しています」(ネットアシスト 渡邊氏)
SANEIにとっては、コーポレートサイトの規模や運用体制に見合った妥当なコストで利用できる点と、国内データセンターによるセキュリティー面が大きな判断材料になったといいます。外資系クラウドと比べて費用変動の影響を受けにくく、同等の構成であればコストを抑えやすい点も、継続運用を見据えるうえで評価されました。
また、今回の移行では、既存環境を継続利用するのではなく、新たな基盤を構築し直す方針が取られました。既存環境の調査や修復に時間をかけるよりも、安全性を重視した新環境を整備するほうが、中長期的に見てメリットが大きいと判断したためです。
ネットアシストは、「さくらのクラウド」上に新たなサーバー環境を構築し、WAFや脆弱性診断などのセキュリティー対策も組み合わせながら、コーポレートサイトの移行を進めました。サーバー構築は約1か月、サイト全体のローンチまでは約3か月で完了しています。

「さくらのクラウド」への移行後、SANEIのコーポレートサイトは安定して運用されています。現在はネットアシストとの保守契約により、何かあればすぐに相談できる体制が整いました。
広報業務を担当する松岡氏にとって大きかったのは、サーバー運用に関する不安が軽減され、本来の業務に集中できるようになったことです。
「以前の環境では、深夜にアラート対応の連絡が来ることがありましたが、いまは何かあればネットアシストさんがすぐに気づいて対応してくれるので、特段気にすることなく本来の業務に集中できています。非常に安定して稼働していると感じています」(SANEI 松岡氏)
ネットアシストでは、24時間365日、自社の正社員エンジニアによる有人監視・保守をおこなっています。障害発生時の一次対応だけでなく、問い合わせへの回答品質を保つために社内チェック体制も整備。サーバーだけでなく、WAFやEDR、脆弱性診断など、セキュリティー関連のサービスも幅広く提供しています。
さらに、運用面での安心感を高めているのが、ネットアシストとさくらインターネットの連携です。パートナー企業として日頃から密に情報共有しているため、必要に応じてエンジニア同士が迅速に連携できる体制があります。
「さくらインターネットとは、パートナーとして裏側でも密に連携しています。一般的な問い合わせ窓口だけでなく、必要に応じて迅速に確認できる関係性があることは、当社にとっても、お客様にとっても大きなメリットだと感じますね」(ネットアシスト 渡邊氏)
松岡氏は、さくらインターネットの情報開示姿勢にも信頼を寄せています。障害情報などをオープンに発信する姿勢は、SANEIが大切にする誠実なモノづくりの姿勢とも重なるといいます。
「さくらインターネットは、障害情報などの開示姿勢がしっかりしていると感じています。隠さずオープンにしてくれることは、利用する側にとって非常にありがたい。私たちもメーカーとして誠実であることを大切にしているので、その姿勢には信頼を置いています」(SANEI 松岡氏)

SANEIは今後、さらなるブランド確立に向けてWebサイトのリニューアルを予定しています。製品情報をわかりやすく届けるだけでなく、同社が大切にしているモノづくりの思想を、Web上でもより深く伝えていく考えです。
そのなかで松岡氏が語ったのが、「経年悠美」という言葉。使い続けるなかで生まれる傷や変化を、単なる劣化ではなく、時間とともに積み重なる美しさとして捉える考え方です。
「当社の代表は、工場から出荷された時点では製品はまだ8割の完成度で、お客様が日常の中で使い、傷や思い出が刻まれていくことで初めて10割の完成品になると話しています。Webやブランディングでも、こうした思いをわかりやすく伝えていければ」(SANEI 松岡氏)
長く使い続けられる製品をつくること。使い手の暮らしのなかで価値が深まっていくこと。その思想を伝えるうえで、コーポレートサイトは今後も重要な役割を担います。そして、その安定した運用を支えるインフラ基盤もまた、ブランド発信の土台として欠かせない存在です。
「SANEI様が大切にされている思想やブランドの価値を、安定したインフラの面から支えていきたいと考えています。これからも、さくらインターネットと連携しながら、SANEI様の取り組みに伴走していきます」(ネットアシスト 渡邊氏)
SANEIのブランド発信を支えるコーポレートサイト。その基盤を「さくらのクラウド」とネットアシストが支えることで、同社はより安心してWebを活用できる体制を整えました。今後も、製品づくりに込めた思想やブランドの魅力を伝える場として、コーポレートサイトの役割はさらに広がっていきます。
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