構成例５（負荷分散１：GSLB）

■実現したいこと：
　・低コストでサーバーの災害復旧能力/継続稼働能力を持たせたWebサービスを運営したい。（マッチする例：DR・BCP・負荷分散を考慮が必要で会員ログインを必要としないWebサービス）

■実現できる理由：
　・GSLBは、DNSが応答する実サーバのIPを制御し負荷分散を実現しているため、負荷分散に利用する実サーバを柔軟に指定可能。

■本構成例の確認後にするべきこと：
・サーバー、ディスクのスペック
・回線の増強
・別の負荷分散の方法
（構成例６～７を参照ください）

構成例６（負荷分散２：ロードバランサ）

■実現したいこと：
　・シンプルな通信(TCP)の負荷分散機能（例：Web、DBの負荷分散）を利用してアクセス数が多いWebサービスを運用したい。
　・単一リージョンで運用するサーバーの数を増やしてシステム全体の性能を上げたい。

■実現できる理由：
　・ロードバランサ自体はお客様スイッチ配下に設置され実サーバとして同一スイッチ配下にあるサーバに対して、負荷分散可能。

■本構成例の確認後にするべきこと：
・サーバー、ディスクのスペック
・ルータ＋スイッチのスペック
・ロードバランサの冗長性、適用範囲（WEB,DB)
・別の負荷分散の方法
（構成例５、７を参照ください）

構成例７（負荷分散３：エンハンスドロードバランサ）

■実現したいこと：
　・アクセスが多く、ログイン機能をもった大規模なWebサービスを運用したい方
　（例：ECサイト等）
　・エンハンスドロードバランサの機能を活用し、サーバ構成をシンプルにしたい方

■実現できる理由：
　・柔軟な負荷分散機能により様々なアクセス増加に対応可能
（DDos、キャンペーン等のアクセス増加）
　・処理の肩代わりによりWeb/DBサーバーの負荷軽減可能

■本構成例の確認後にするべきこと：
・サーバー、ディスクのスペック見直し
・エンハンスドロードバランサのスペック見直し
・ネットワーク帯域増強
・別の負荷分散の選択肢
（構成例５、６を参照ください）

その他参考情報