「ASTERIA Warp」とさくらのクラウドを用いたデータ連携(EAI/ETL)システムの構築
データ連携サービス「ASTERIA Warp」とさくらのクラウドを用いたデータ連携システムの構成例を解説します。
- 要求
- 簡単に複数のシステムのデータを統合活用したい
- 社内システム、クラウドのデータを統合活用したい
- 大量データ連携時の転送量の費用を抑えたい
- 解決策
- ASTERIA Warpで連携システムを簡単構築
- VPCルータにより社内、クラウドのデータを、さくらのクラウド上で安全に統合活用
- クラウドのデータ転送量による課金なし
データ連携サービス「ASTERIA Warp」
ASTERIA Warpは国内シェアNo.1のデータ連携ソフトであり、EAIツール(データ連携)、ETLツール(データ統合)またはRPAツール(業務自動化)として利用可能です。各種ファイル、データベース、業務システム、クラウドサービス等とのデータ連携システムをノーコード技術にて開発構築できるサービスです。利用形態や機能によりASTERIA Warp Core、ASTERIA Warpなど全4種類から選択可能です。またベースの機能に無いサービスやシステムデータと連携したい場合は、専用アダプターを購入利用することで、簡単に連携することが可能です。
EAI/ESB国内シェアNo.1のデータ連携ツール【ASTERIA Warp】
IaaS型のクラウドサービス「さくらのクラウド」
仮想化されたサーバやディスクなどのシステムの基盤となるリソースを提供するサービスです。ASTERIA Warpを利用する中でデータ連携パターン増加や連携データ量増加にともなって、より高いサーバ性能が必要になっても、後から簡単にCPU/メモリのスペック変更が可能です。
「ASTERIA Warp」と「さくらのクラウド」を組み合わせて利用するメリット
例えば、データ連携を導入されていない企業では、事業部門(製造、開発、営業、販売等)や管理部門(人事、総務、経理、情報システム等)が扱う様々なシステムのデータやファイルデータが社内各所に散在している状況ではないでしょうか?
そのような散在した社内データをデータ連携することで、以下のようなメリットが生まれます。
- 手作業によるデータ収集し集計するような業務が自動化、省力化される。
- 企業内外の様々なシステムやファイルを簡単に統合でき、データ活用が可能になる。
ASTERIA Warpは社内システムやクラウドシステムのデータを統一的に扱うことが可能であり、自動化されたデータ連携システムを構築するのに適したサービスです。ノーコードツールであるため、技術者以外の方でも連携の仕組みを作成可能です。
システム構成と特徴~導入編~(社内システム、SaaSとの連携)
営業・マーケティング関連の社内システム、SaaSの間でデータ連携を行う際のシステム構成例をご紹介します。
構成について
ASTERIA Warpは「サーバ」と「クライアント」2種類のソフトウェアで構成されます。「サーバ」はデータ連携を実行するソフトウェアであり、「クライアント」はGUI上でデータ連携の設定を行うソフトウェアです。以下の構成例では「ASTERIA Warpデータ連携サーバ」はさくらのクラウドに配置し、「ASTERIA Warpデータ連携クライアント」は社内ネットワークの中に配置し、データ連携の開発管理を行います。
「社内ネットワークのルータ」と「さくらのクラウド」の接続については、VPCルータのサイト間VPNにより安全な接続が可能です。
SaaSとのデータ連携については、OSやVPCルータのファイアウォール機能にて必要または不要な通信を制御するとともに、SaaS側のアクセス制御(IPアドレス、API認証等)の仕組みと組み合わせることで、安全なデータ連携が可能です。
上記構成例で必要なリソース、金額例
# | 構成 | 金額(参考) |
---|---|---|
1 | さくらのクラウド サーバープラン:仮想2コア/ 4GB(メモリ) ディスク:標準プラン:100GB OS:Windows Server for リモートデスクトップ | 9,075円 |
2 | VPCルータ | 2,619円 |
3 | ASTERIA Warp Core+(Kintoneオプション付き) | 71,500円 |
― | 合計金額(月額) | 83,194円 |
最新の料金は(さくらのクラウドの料金シミュレーション)でご確認ください。
システム構成と特徴~拡張編~(さくらインターネットの各種サービスとの連携)
様々なインフラ環境とのデータ連携を行う際のシステム構成例をご紹介します。
構成について
ハイブリッド接続、プライベートリンク、AWS接続オプションにて様々なインフラ環境との接続が手軽に運用できます。
- ハイブリッド接続:VPS、さくらのクラウド、専用サーバ、ハウジング
- プライベートリンク:オンプレミス
- AWS接続オプション:AWS
様々なサーバ上のシステムとのデータ連携参考例
- VPSに構築したECサイトと店舗POS情報をデータ連携し、Excelレポートを自動出力。
- さくらのクラウドに構築したファイルサーバから別サーバへSFTPでファイル転送。
- 専用サーバに構築したDBサーバに各拠点のデータを収集、全社の統合データ基盤として利活用。
- ハウジングへ移行したオンプレミスの旧システムと、新システムを連携、両システムを併用。
上記構成例で必要なリソース
- ハイブリッド接続
- プライベートリンク
- AWS接続オプション
サービス間接続機能の仕様・料金| さくらのクラウド (sakura.ad.jp)
弊社の利用事例ご紹介
弊社では2015年よりさくらのクラウド+ASTERIA Warpを利用して営業、マーケティング領域でのデータ連携を実施しております。
このように社内、クラウド上のデータ連携をすることにより様々なメリットがうまれます。お気軽に下記のサービスページよりお問い合わせください。
ご相談されたい方に向けて
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