導入事例

ImageFluxで開発期間を短縮 マネージドサービスの利点で運用保守の懸念も払拭

株式会社オムニバス・ジャパン 様

株式会社オムニバス・ジャパン(以下オムニバス・ジャパン)は、専用アプリのインストールが必要の無いスマートフォンでのAR体験が可能な「アプリレスAR®」を独自開発し、2017年よりサービスを提供しています。従来取り扱えたオンデマンド配信映像に加えて、ImageFlux Live Streaming(以下、ImageFlux)を採用することで、ライブ配信映像にも対応することができました。採用の決め手は、マネージドサービスであること、開発期間を短縮できるSDKが揃っていること、手厚いサポートを受けられることの3点でした。

課題
ライブ配信システムを全て開発すると開発完了時期が見えない
配信の遅延の大きさが及ぼすサービス品質
インフラの保守・運用へのリソースの負担
効果
フロントエンド開発にリソースを集中でき、短期間でのローンチを実現
WebRTC利用により低遅延・高セキュリティ・高画質を実現
マネージドサービスであることの保守・運用への安心感

映像制作以外の新たな可能性の模索

技術開発センター 
チーフエンジニア 諏訪芳彦氏

オムニバス・ジャパンは、映画、CM、番組、展示映像など多種多様な映像作品の編集・MA・グレーディングといったポストプロダクション事業とハイエンドなCG /VFX制作事業を中心に、「技術」と「テクノロジー」で映像の新たな価値を創造する総合デジタルプロダクションです。CG制作におけるインハウスツールの開発を行っている強みを活かし、現在では既存メディアの枠を超え、球体映像、ドーム映像、AR/VRといった多方面の分野での技術開発も行っています。「オムニバス・ジャパンは独立した開発部門を有しており、新たな可能性を模索するためWebRTCに注目し、技術検証を開始しました。」

検証の過程で画質、開発リソース、配信遅延などさまざまな課題に直面しました。

「既存のライブストリーミングサービスでは、ビットレートが自由に調整できなく、コーデックがh.264であることで、ブロックノイズやグラデーションに縞模様が出てしまい現実的な配信ビットレートでの画質には限界を感じました。文字が滲んだりしてしまうので、より高品質なVP9を利用出来るものが必要でした。」

また、開発当初は検証段階であり少人数での開発が求められます。アプリレスARへのImageFlux導入においては、フロントエンドとバックエンドの開発を諏訪氏一人で担当する必要がありました。スタート時点でいくつもの開発を同時に進めるのは難しい状況となることが予測されました。

「さらにいうと、リアルタイムでのコミュニケーションができることが条件でした。汎用のライブストリーミングのサービスは10秒程度の遅延があります。これでは会話が成り立ちません。一方で、WebRTCにより遅延の少ない配信環境を自前で構築するとなるとサーバセキュリティなども考えなくてはないので、そのあたりの課題を一挙に解消してくれるサービスを探していました。」

開発期間を短縮できるマネージドサービスを検討

WebRTCの技術調査の過程で、ImageFlux meetup の記事を参照したことをきっかけにImageFluxを知りました。トライアル時でも商用利用の制限がなかったので、実際にトライアルに申し込みをして検証を開始しました。使い始めてから導入するまでにもWebRTC関連の学習コストなどがかかる点で苦労しましたが、事前に公開されているImageFluxドキュメントが仕様の理解の助けとなりました。

トライアルをしてみて自由度の高さに魅力を感じ、抱えていた課題をクリアできることがわかってきました。「ImageFluxを利用して作りたいものが作れることが分かり、画質や音質などをみたところイケると感じたため、採用に至りました。やはり、構想していたサービスを実現できたところが大きいですね。加えて、開発においては作りたいものに集中したいので、マネージドサービスであることも大きな魅力です。」

ImageFluxを使うことで開発期間を短縮させることに成功。独自開発した「アプリレスAR®」で、AR空間内にライブ配信のスクリーンを配置できるようになりました。
現在、実際の映像制作で検証したWebRTC関連技術の知見を元に、イベント等でのインタラクティブ・コンテンツにライブストリーミングを活用できるフレームワーク「Omni Second Sight」の開発を進めています。

●システムイメージ

技術革新の早い動画配信技術にも対応

「ImageFluxはマネージドサービスなのでバックエンド側のサーバの管理運用に手間がかからないところがいいですね。WebRTCは仕様の変更が著しいので、いちから作り始めるとなると開発にかかる時間が読めません。いつまで経っても開発が終わらない可能性さえ感じていました。一方で、ImageFluxで使えるSoraのSDKは開発が活発で、頻繁にアップデートが行われメンテナンスされているので、技術革新の早い動画配信技術にも対応してくれる点が助かっています。」

国内サービスの日本語でのサポートに安心感

また、ライブ配信のプラットフォームとしては、国外サービスをメインとしていろいろありますが、日本の商慣習に沿って手厚いサポートが受けられるImageFluxはオムニバス・ジャパンのビジネスにフィットしていました。

「検証開始してすぐの頃、特定の環境で上手く動作しなかったことがありました。営業の方が技術スタッフに直接対応を引き継いでくださるなど、フットワークよく対応していただけました。開発に関する深いところになっていくと国外のサービスではレスポンスが遅くなったり、資料が散在していたりします。この点に関しては、ImageFluxは資料がまとまっていて理解の促進に役立ちました。」

今後の展望について

オムニバス・ジャパンでは、大型インタラクティブ・コンテンツにUnityなどを使用して開発していますので、ImageFluxをWebアプリケーション用途に限らず、他のライブ配信のプラットフォームとしても積極的に活用していきたいと構想を膨らませています。「ImageFluxのように、国産ミドルウェアを採用しているのは魅力的なので、国内クラウドサービス事業者のさくらインターネット様に期待しています。」

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株式会社オムニバス・ジャパン
事業内容
総合デジタルプロダクション
設立
1987年

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